オールドレンズの黄変
最近多用している ASAHI PENTAX Super-Takumar 1:1.8/55mm 。
もう40年モノのレンズなんだけど、玉が若干黄変してしまってる。

ボディがデジタルなんでレンズの黄変なんて気にしてなかったんだけど、なんで黄変するのかって調べてみたらコーティングの劣化とかじゃない理由で少々驚いたのでした。

なんとこのレンズは「アトムレンズ(トリウムレンズ)」ってやつでガラスに放射性物質のトリウムを混ぜることで屈折率を高めたレンズだったのです。トリウムから出る放射線の影響でガラスが黄変してしまうとのこと。そしてレンズ後玉で計測すると自然界の約100倍の放射線(5μSV/h)が計測されるとのこと…(カメラ背面あたりで自然界の数倍まで下がる模様)。


原発事故以降、アトムレンズが随所で取り上げられておりやたらと危険を煽ってるサイトが多いこと多いこと…。

しかし研究者によるとトリウムは服用による内部被曝では発癌性が確認されてるが、外部被曝は皮膚が跳ね返すので問題ないという見解。本当に危険だったらメーカーが回収かけますわな…。というわけで気にせず使用することにします。

ちなみにトリウムレンズって1960年代にライカレンズのズミクロンが初出で日本ではPENTAXとCANONが1970年代半ばまで生産していたそうです。


| 電脳::カメラ | 12:27 | comments (2) | trackback (0) |

  
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